ポリシー

 

全てにおいて洗練された現代の車。優れた電子制御技術をまとった車は、安全・快適に走らせることが出来、ドライバーの負担を減らしてくれます。移動の道具として考えると、申し分のない性能を持っていると言えるでしょう。

ただ、あまりに余りに洗練されすぎていて、運転していても楽しくないと言う声も多いです。

現代の車には失われてしまった”荒削りのたくましさ”

中でも1970年代〜1990年代の日本車は、当時の世相とも相まって個性豊かでエネルギッシュな車が大変多い時代でした。洒落や遊び心といった要素も強く感じられます。当時の若者に人気が高く、時は流れて歳を重ねた今となっても熱い支持を得ています。

当時は優れたアメリカ車、ヨーロッパ車に日本人があこがれていた時代でもあり、日本車はそれらの車を追いかけていたのは事実ですが、中には本場を超越した部分もあります。当時のメーカーエンジニアの方は、「より良い車を作るために徹夜をしてまで技術の向上に努めていた。特にバブル期の品質は過剰とも言えるくらいだった」とお話しされていました。

突出して優れた(S級)ところは無いが、ねじ1本から高い(A級)品質で作られている。悪いところは、「交換」ではなく「直す」事ができるのも当時の車の特徴です。メイド・イン・ジャパンに価値が無かった中でメーカーのエンジニアや街工場の職人が良い仕事をし、その一つ一つの仕事の集合体である車に対して、情熱と個性と品質が際立って感じられたあの頃。日本人の熱い思いが込められた車が輝いて見えるのは当然なのかもしれません。

私たちは、車の整備を通じて日常的に多数の車を扱っています。今の車とノスタルジックカーの違いを一言で言うと、

ノスタルジックカー
人と車が一体化しているのを感じることが出来る

現代の車
インフォーメーション(音・振動・感触など)が遮断されている

になります。運転していることを体感できるノスタルジックカー、安全面では優れているものの人間の操作を拒否するかのような現代の車。どちらが良い・悪いではなく、自分がどう車と触れ合っていきたいのかを考慮して充実したカーライフを送っていただきたいと思います。

ノスタルジックカーと共に過ごす生活を楽しむ

個性あふれるノスタルジックカーたちは、当時を知らない若い世代の方にとっては逆に新鮮に感じるようで、個性豊かな車を手に入れたいと要望される方も多数おられます。

私たちadvanceは、そんな魅力に溢れるノスタルジックカーが大好きです。生産から長い月日が経ち、程度の良い車が少なくなっている今だからこそ、お客様には快適な車をお届けして、その車の良さを十分に味わっていただきたいのです。

車好きなら思わず目で追ってしまう、私たち自身が乗りたくてたまらないノスタルジックカーを厳選してお届けします。

あの頃の日本の元気さの象徴であったノスタルジックカーを通して、大好きな車と共に過ごす生活を楽しんでください。